京都府相楽郡和束町(わづかちょう)は、京都府の南端近くにあり、町の中心に和束川が流れています。
標高300m程度の山間部にお茶畑が広がり、
①昼夜間の温度差が大きい
②霧が立ち込めやすい
③水はけがよく養分を溜める土壌
など、おいしい茶葉生育のために非常に適した環境です。
そのため和束町は鎌倉時代から宇治茶生産の中心地で、現在では京都府における栽培量・面積ともに一位を誇る宇治茶生産地です。「京都・和束の煎茶」といえば、日本茶に詳しい人は、その味・香りの良さに一目置くほどの名品として知られています。
2008年1月24日、和束町の山背に広がる茶畑の景観が、京都府景観資産制度において、真価性・共有性・共働性・創造性が認められ、その第1号として登録されました。
さらに、2013年10月には「日本で最も美しい村」連合に加盟。2015年4月、文化庁の日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」に、京都府南部の8市町村のひとつとして認定。
そして、大阪万博(2025年開催予定)に向け、2020年近畿経済産業局より、和束茶が育成地域ブランドとして認定されました。